インプットを引き算する〜ネットニュース・SNSなどの情報の波から身を守る

人生は引き算。どうも佐藤です。

今日は現代人のインプット過剰の生活について書きたいと思います。

情報の波に飲み込まれる現代人

狩猟採集民だった私たちの先祖が一生かけて得る情報を、現代人である私たちは一日で得ているとも言われている。

確かに、自分の生活を思い返してみれば、朝から世界中のネットニュース読んで、隙間時間があればSNSで情報に触れ、仕事が終わって家に帰ればサブスクで誰かが作った映画やドラマを延々と観続けて1日が終わる…。

そんな経験をして、後で後悔したという人も多いのではないでしょうか。

毎日毎日、とてつもない情報を私たちはインプットしています。

別にインプット全てが無駄だとか、悪いとか言いたいわけではない。しかし、それが1日の大半を占めてしまうと、自分が本当にやりたいことに使うアウトプットのリソースなど残らないのではないか?と私は強く感じるのです。

人間のリソースは思っている以上に小さいのではないか

人間の脳は本当にたくさんの物事を記憶したり、学習したりできる素晴らしいデバイスであるが、一方で人間が1日に使えるリソース(エネルギー)は思っている以上に小さいとも感じています。

これは私の実体験ですが、スマホ断食をして朝からSNSなどに触れる時間を削った日は、そうでない日に比べて、とても生産的に仕事などをこなすことができました。

なんというか、エネルギーがセーブされている感覚だった。反対にSNSなどをガンガン観ている時って、体は疲れていないのだけれど、脳のエネルギーの消費量がとても激しいと感じるんです。

私は自宅で仕事を行うフリーランスであるが、出勤の必要な会社員の人たちは多分会社に行くまでの通勤時間のほとんどをスマホでのニュース閲覧やSNSの視聴に費やしているのではないだろうか?

試しに、通勤電車の車内でスマホをいじっていない人を探してみてほしい。多分全体の数%だと思います。

人間の脳は素晴らしい機能を持っているが万能ではない。思っている以上にエネルギーを消費していて、自分は休憩のつもりで使っている何気なインプットが、もの凄く脳を疲弊させているのではないか。

人間の脳は働きたがり

人間の脳というのは暇を嫌うらしい。簡単にいうと、働きたがりという訳だ。

ただし、脳で言うところの働きたがりと言うのは、人間社会で言うところの仕事というのとは少し違う。

狩猟採集民の時代、私たちの先祖はいつ獣に襲われるか分からない生活を過ごしていた。

だから、脳は常に一つのことを淡々とこなすのではなく、外部の刺激に敏感に反応するように進化した。集中ではなく周囲の異変を察知できるような注意散漫さがメリットとなった。

さらに、新しい情報を得ることは彼らの生命線を分け、常に新しい情報を追い求めることで、仲間から孤立せず、敵からの攻撃に備えることができたと言われています。

現代人の私たちの脳にも、この進化は深く刻まれている。人間が何か情報を得たいと思うのは極々自然なことなのだ。

しかし、現代はこの情報のインプット量が爆発的に増えてしまった。ニュースサイトもSNSを運営する企業も、私たちの興味を引くことでお金を生み出している。つまり、現代人の脳をいかにハッキングできるかを競っているのだ。

働きたがりの脳と脳のリソースを奪いたい企業達。こんな世の中であることをまずは、認識することがとても重要である。

すぐにインプットに逃げるな!

何かとストレスが多い現代社会。ストレスを感じた時、あなたはどんな行動をとっているだろうか?

僕の場合は…やはりSNSを見たり、動画を見ることが気晴らしの一つになっていたりもする。もちろん、趣味である釣りなどもストレス発散方法の一つとはなっているが、それに比べてネットサーフィンなどはあまりにも手軽に出来てしまうのです。

ストレス発散だと思っているネットサーフィンなども、実はインプット行為であることを忘れてはいけない。

情報のインプットを減らす

そもそも現代人の大半はインプットとアウトプットのバランスが、インプットに偏りすぎていると感じています。

だから、まずは生活から必要のないインプットを減らす=引き算することが重要だと思います。

SNSがもっともインプットの大半を占めている人が多いと個人的には思いますが(自分も含めて)、それ以外にもネットドラマや読書など、様々なものがあると思います。

インプットの量を減らすとアウトプットができるようになる

そしてインプットの量を減らすと、初めて時間的にも精神的にも余裕が生まれます。

そこで初めて、自分が本当にやりたいこと、今から始めたい新しいことをアウトプットしていくフェーズに入るのです。

私の場合は、英語学習がそれにあたります。といっても、ただ英語のSNSを見ているだけでは、またドーパミンのシャワーを浴びてしまうので、しっかりとアウトプットを意識して行動しています。

例えば、私は英語のスピーキング力を高めたいと思っているので、話すことをアウトプットの方法として設定して、勉強するようにしています。

SNSは自分がやりたいことを達成するためだけに使おう

ものは使いようと言いますが、私の場合、SNSは自分がやりたいことを達成するためだけに使おうと意識しています。

SNSが世界中で大量の依存症を生み出しているのは事実ですが、裏を返せば、見たい人をどんどん虜にできる素晴らしいマーケティングツールであるのを否定はできません。

私はyoutubeチャンネルをいくつも運営しているので、自分のビジネスを拡大するための一つの手法としてだけ、活用しようと思います。

反対に、自分が誰かのマーケティングにはハマりたくない、だからできるだけ使わない、という気持ちを忘れないようにしたいとも思います。

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